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2010年 01月 31日
中村好文
私の好きな建築家のひとり「中村好文」さんが、
ある本でこんな風に書かれてました。

住宅を建築家の「作品」と考えるか、住み手のものと考えるかで
設計に取り組む姿勢はだいぶ違ったものになると思いますね。
僕は住宅を住み手のものだと考えて設計していますので、
そこに住む人たちのことが大いに気になります。
要望はもちろんできるだけかなえてあげたいと思っていますが、
それよりも、要望として話しにくく、要望書にどう書いたらいいのかわからない
住み手の潜在的な要望に応えたいと考えています。
というのは、どんな家にしたいかを依頼者は本当はわかっていないことが
多いような気がするからです。依頼者にとっていい家になるかどうかは
要望書の行間を読む建築家の眼力や想像力が必要になります。
                 
「住宅の手触り」より抜粋です

直接お会いした事はありませんが、書かれていること・創られた建築などの
全てに人柄が表れているように思います。
「伊丹十三記念館」は是非訪れてみたいと思っています。
最近の著書「まいの景色」↓です。
中村好文_d0090733_1357573.jpg

by gimmick_d | 2010-01-31 13:59 | 思い


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