スピードと効率 そしてコストが最優先される時代のなかであっても
商業主義に流されることなく
あくまでも自分自身に正直に向き合い、なによりも建築を愛し
急ぐことなく、こつこつと一歩づつ丁寧に創り続ける姿勢は
「誠実な建築家」と称されています。
初めて誌上で「ピーターズントー」の名前と作品を見たのは
スイスの「テルメ・ヴァルス」(1996)という温泉施設でした。
もともとが歴史的建造物保存などに携わりその後建築家として
独立したような経歴の持ち主で、そのせいか教会なども手掛け
スイスの「聖ベネディクト教会」は特によく知られています。
名前がよく知られた現在も、スイスの小さな村「ハルデンシュタイン」
というところにアトリエを構え、仕事の範囲もスイスを中心とした
欧州に集中しているところなど、作品はもとよりとても好感の持てる
尊敬する建築家のひとりです。
テルメ・ヴァルス



聖ベネディクト教会


