2011年 03月 25日
避難所施設の中で、最低限のプライバシーを確保する方法として 建築家の「坂 茂」氏の提案された、紙管と布による簡易間仕切りです。 布一枚なのですが、ストレスは多いに軽減されると思います。 阪神・淡路の震災時には高取教会を紙管によって再建されました。 偶然見つけたブログから写真と文章を拝借しました。 通常、プレファブ住宅が完成するまでの数カ月間、被災者は体育館などの大空間での雑魚寝を余儀なくされ、 まったく プライバシーのない生活を送らなければならない。 そこで避難所用間仕切りシステム1(新潟県中越地震復興支援)と 避難所用間仕切りシステム2(福岡県西方沖地震復興支援)に改良が重ねられた。 壁部分に使用していたハニカムボードに代わり、緊急時でもより早く、 より安く入手できる紙管によるフレーム式とし、壁部分には布を使っている。 紙管のジョイントは、合板を組み合わせてつくり、そこに筋交いとしてロープを掛けるという単純なシステムである。 紙管の長さは柱も梁も共通した180cmとし、家族の人数により必要なサイズに合わせられるようにモジュール化した。 間仕切りシステムを事前に行政がストックしておくことはほぼ不可能であるので、 地震が起きた直後に材料が短時間に安価で用意でき、簡単に組み立てられるシステムとして開発された。
by gimmick_d
| 2011-03-25 21:56
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