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2013年 08月 09日
発想の転換
「橋」と言えば、一般的には、地上よりも高い場所に
架けられている物をイメージすると思う。
ところが、オランダのある濠には、水面よりも下に
通路が設けられた橋(?)があるようです。
離れた場所から見ると、通行者がまるで水中を歩いているかのように
見えるユニークな橋「モーゼの橋」として話題を集めているようです。

17世紀に建設されたルーバル要塞の濠ですが、当時のオランダは
フランスやスペインの侵攻を阻止するため多くの要塞が次々と作られ
ルーバル要塞もその1つで、それらの濠は人が横断するには深く、
船が通るには浅すぎる、そんな深さに設計されているということです。

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人がすれ違うのもやっとくらいの幅で作られたこの橋ですが
全て木材で出来ていると言うのは驚きです。
アセチル化という方法で木材防腐薬剤を一切使用せず、優れた高耐久性を
地中では25年、地上では50年以上持続し寸法安定性も非常に高い
「アコヤ」というオランダで開発された材料のようです。

環境に対する安全性が保証されているからこそ、このような場所で
使用できるのだと思います。
日本では「池上産業株式会社」で扱っているようです。

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ただ・・通路に降る雨水はどのように排水されるのか?濠の水位が上がった時
どうなるのか?どんな構造になっているのか??疑問はイッパイ感じます。

それだけにキット普通の橋を架けたほうが全てにおいて簡単だったはず、
あえて発想の転換で環境・景観を守り、その結果世界から高い評価を集めた
オランダの建設デザイン会社「RO & AD Architects」のデザイン力の勝利です。

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by gimmick_d | 2013-08-09 19:27 | よりみち


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