カテゴリ:思い( 8 )

2012年 08月 14日
発想法
多くのことを考えさせられた文章です。
ネットで見つけたもので、誰の文章かは定かでありません。


【二つの発想法】
私は、物事を解決するには、二つの発想法があると常々思っ ていた。
問題点そのものを取り除く方法と、その問題に対応し て自らが工夫する方法である。

泥んこ道を歩くのがいやで西洋 では道に石を敷きつめた。
日本では高下駄 を履いて歩いた。

車 はまさに前者の発想であり、歩行ロボットは後者の発想であ る。
また西洋の発想には前者が多く、東洋の発想には後者が多 い。
西洋医学では患部そのものを摘出したり、直接患部に作用 する方法がとられる場合が多い。
一方東洋医学では、人間全体 に精力をつけながら回復力を増したりする方法がよくとられる。
問題点そのものを取り除く西洋的な発想は合理的で一見問題点 が
すぐに解決するように思われるが、多くの問題を逆に残す。
近 視的時点では確かに問題点は解決されるが、地球的規模で考えれ ば、
環境破壊、大気汚染等、重大な結果 をおよぼすのである。

西洋文化、西洋文明を次々に吸収していった日本人はすっかり前者 の発想にならされているが、
これからの日本はこの後者の発想を 大切にする必要があると思う。
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by gimmick_d | 2012-08-14 19:10 | 思い
2011年 03月 25日
坂 茂
避難所施設の中で、最低限のプライバシーを確保する方法として
建築家の「坂 茂」氏の提案された、紙管と布による簡易間仕切りです。
布一枚なのですが、ストレスは多いに軽減されると思います。
阪神・淡路の震災時には高取教会を紙管によって再建されました。

偶然見つけたブログから写真と文章を拝借しました。


通常、プレファブ住宅が完成するまでの数カ月間、被災者は体育館などの大空間での雑魚寝を余儀なくされ、
まったく プライバシーのない生活を送らなければならない。
そこで避難所用間仕切りシステム1(新潟県中越地震復興支援)と
避難所用間仕切りシステム2(福岡県西方沖地震復興支援)に改良が重ねられた。
壁部分に使用していたハニカムボードに代わり、緊急時でもより早く、
より安く入手できる紙管によるフレーム式とし、壁部分には布を使っている。
紙管のジョイントは、合板を組み合わせてつくり、そこに筋交いとしてロープを掛けるという単純なシステムである。
紙管の長さは柱も梁も共通した180cmとし、家族の人数により必要なサイズに合わせられるようにモジュール化した。
間仕切りシステムを事前に行政がストックしておくことはほぼ不可能であるので、
地震が起きた直後に材料が短時間に安価で用意でき、簡単に組み立てられるシステムとして開発された。

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by gimmick_d | 2011-03-25 21:56 | 思い
2010年 05月 05日
ピーター・ズントー Peter Zumthor
スピードと効率 そしてコストが最優先される時代のなかであっても
商業主義に流されることなく
あくまでも自分自身に正直に向き合い、なによりも建築を愛し
急ぐことなく、こつこつと一歩づつ丁寧に創り続ける姿勢は
「誠実な建築家」と称されています。

初めて誌上で「ピーターズントー」の名前と作品を見たのは
スイスの「テルメ・ヴァルス」(1996)という温泉施設でした。
もともとが歴史的建造物保存などに携わりその後建築家として
独立したような経歴の持ち主で、そのせいか教会なども手掛け
スイスの「聖ベネディクト教会」は特によく知られています。

名前がよく知られた現在も、スイスの小さな村「ハルデンシュタイン」
というところにアトリエを構え、仕事の範囲もスイスを中心とした
欧州に集中しているところなど、作品はもとよりとても好感の持てる
尊敬する建築家のひとりです。

テルメ・ヴァルス
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聖ベネディクト教会
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by gimmick_d | 2010-05-05 23:21 | 思い
2010年 01月 31日
中村好文
私の好きな建築家のひとり「中村好文」さんが、
ある本でこんな風に書かれてました。

住宅を建築家の「作品」と考えるか、住み手のものと考えるかで
設計に取り組む姿勢はだいぶ違ったものになると思いますね。
僕は住宅を住み手のものだと考えて設計していますので、
そこに住む人たちのことが大いに気になります。
要望はもちろんできるだけかなえてあげたいと思っていますが、
それよりも、要望として話しにくく、要望書にどう書いたらいいのかわからない
住み手の潜在的な要望に応えたいと考えています。
というのは、どんな家にしたいかを依頼者は本当はわかっていないことが
多いような気がするからです。依頼者にとっていい家になるかどうかは
要望書の行間を読む建築家の眼力や想像力が必要になります。
                 
「住宅の手触り」より抜粋です

直接お会いした事はありませんが、書かれていること・創られた建築などの
全てに人柄が表れているように思います。
「伊丹十三記念館」は是非訪れてみたいと思っています。
最近の著書「まいの景色」↓です。
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by gimmick_d | 2010-01-31 13:59 | 思い
2008年 11月 13日
深澤直人
昨日、大阪中之島公会堂にて
安藤さん・深澤さんの講演会に参加してきました。
安藤さんは例の独特な口調と、関西的なユーモアを交え
建築に対する熱い思いを、約一時間話されました。
深澤さんの公演は初めてなのですが
デザインと言う行為を理論的に考えていく指標を
投げ掛けられたような、新鮮な思いで聞き入りました。
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「デザインとは発明とか創作、発想などではなく、発見なのだ。
みんなと同じものを見つけ出す。ただ、それに周りが気づいてなく
自分だけが気づいたということが大切なのである。」
「アイデアは自分の中から湧き立つものではない。
みんながシェアしていることから、ある一つのソースや記号を
見つけるということなのである。」

デザインに対する独特で新鮮な切り口だと思いませんか。
そして、いちいちうなづけます。
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PANASONICで開発したシステムバス「I-U」
こんなシステムバス(ユニットバスとは言わない)なら
一度使ってみたい、という気になります。
やっぱりデザインの力は凄い。
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久しぶりの中之島公会堂ですが、左前方でブルーに輝いてるのは
安藤さん設計、地下鉄駅の地上部のようですが
LEDの組み込まれたガラスブロックで構成されてます。
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by gimmick_d | 2008-11-13 17:54 | 思い
2008年 10月 22日
建築家
安藤忠雄さんが、講演会の中で紹介されていた詩、「青春」です。
仕事をしていく上で、自分自身の心構えを改めて考えさせられました。
その思いを忘れないように、ここに記録しておこうと思います。


青春とは人生のある期間ではなく
心の持ち方をいう。
バラの面差し、くれないの唇、しなやかな手足ではなく
たくましい意志、ゆたかな想像力、もえる情熱をさす。
青春とは人生の深い泉の清新さをいう。

青春とは臆病さを退ける勇気
やすきにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する。
ときには、20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。
年を重ねただけで人は老いない。
理想を失うときはじめて老いる。
歳月は皮膚にしわを増すが、熱情を失えば心はしぼむ。
苦悩、恐怖、失望により気力は地にはい精神は芥(あくた)になる。

60歳であろうと16歳であろうと人の胸には
驚異にひかれる心、おさな児のような未知への探求心
人生への興味の歓喜がある。
君にも我にも見えざる駅逓が心にある。
人から神から美、希望、よろこび、勇気、力の
霊感を受ける限り君は若い。

霊感が絶え、精神が皮肉の雪におおわれ
悲嘆の氷にとざされるとき
20歳だろうと人は老いる。
頭を高く上げ希望の波をとらえるかぎり
80歳であろうと人は青春の中にいる。

(出典:サムエル・ウルマン/宇野収、作山宗久訳)
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by gimmick_d | 2008-10-22 18:32 | 思い
2008年 10月 19日
私の場合、住宅設計を進めていくなかで
何時も最後まで悩むのが「窓」です。
大きさ・位置・機能・透明・不透明・メンテ性・素材・デザイン・・・・
それらを集約し、そこにあるべき「窓」を決定するのは
想像以上に大変な事です。
出来る事なら、図面上で決定するのではなく最終決定は
現場で行いたいというのが本音で、事実そうする事もしばしばです。

私の好きな建築家の一人「ルイス・カーン」も、その著書のなかで
窓についてこう言っています。

「窓ですべては完成する」
「窓は部屋になることを望んでいる」

なかなか、本当にこの言葉を理解するところまではいきませんが
それだけ「窓」は難しい・・・・ということでしょう。

では、少し「ルイス・カーン」の建築を
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↑キンベル美術館
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↑ソーク生物学研究所
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↑シャピロ邸
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by gimmick_d | 2008-10-19 14:40 | 思い
2008年 02月 24日
よい住宅とは
住宅を考えている時 いつも自分に問い掛けるように思うことです。

このテーマについては、あらゆる建築家が色んな言葉で思いを表現していますが
ここで言う「よい住宅」とは 勿論、住み手にとって が 大前提での事です。
自分の作品性を優先するあまり、実はもっと大切な事を無視したり、不必要なコストを
掛けてみたり・・・これらが論外な事は言うまでもないと思います。

例えば、いくら開放性を追及する為とは言え、普通では考えられない鉄骨梁を
必要とするような構造体を設計するなど、
(たとえ住み手の了解があったとしても)私としては考えられない事です。
いや、あえて言うなら やってはならないと思います。

住む人の「生活感・ビジョン・思い入れ・・・」それらがしっかりとした裏付けの基に
機能を果たしながら、尚且つ洗練された形となって表れてこそ
意味をもった本当の美しさが表現されるのでは と思います。

本当の意味での「よい住宅とは」を これからも問い掛け続けようと思います。
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by gimmick_d | 2008-02-24 17:25 | 思い